投稿日:2016年4月9日
誰だって、歯を抜きたくないし、歯を削りたくないですよね。
我々歯科医師もそうです。
千葉県船橋市 西船橋駅徒歩5分
西船橋ももの実歯科 院長 加藤です。
昨日は、同期の勉強会「GN会」でした。
歯が抜けた後、基本的には「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」(歯の移植)があります。
ブリッジの場合、歯がなくなった両隣の歯をを大きく削らないといけません。
すると10年後くらいにまたブリッジがダメになって。。と治療したのに歯はどんどん抜けていってしまいます。
どうすれば・・。
ブリッジの場合で、大きく削らないですむのなら、、ということで出てきたのが「接着ブリッジ」です。
ほとんど歯を削らないでブリッジを作る方法です!!
接着剤頼りです
(LAVAのHPより)
削ってないからうすうすの人工物です。
保険診療では歯の神経が残っていることが条件です。
形成のポイント・仮歯・接着操作のポイントを、教えてもらいました。
5年予後で87.7%(通常Brが95%)ということなのですが、ほとんどのトラブルが脱離なので、再装着ですむという利点があります。
またブリッジにするのではなく、カンチレバータイプのほうが予後が良いみたいです(エビデンスレベルは臨床報告)
いつかとれてしまう!!!というリスクはありますが、歯を削りたくない!!という人には良いです。
インプラントはしたくない。でも入れ歯も嫌で、ブリッジのように大きく削りたくない、という患者様がいらっしゃれば選択肢にありますので、おっしゃって下さい。
次は、エクストルージョンの話。。。
ですが、それはまた次回。