投稿日:2016年8月8日
院長の加藤です。
8月7日は母校の東京医科歯科大学にて、昭和大学馬場教授による「ブラキシズムのスプリントデザイン」に学術委員として参加してきました。
皆様寝ている時の「歯ぎしり」指摘されたことはありませんか?
歯ぎしりは、「歯」にとってはあまり良くありません。
歯が割れる、被せた歯が欠ける、顎が痛くなる、口の周りの筋肉が痛くなる、歯がすり減る・・などなど様々な問題を生じてきます。
日中起きているときは、意識して変えられますが、寝ているときはなかなか対応が難しいです。
自己暗示などの方法もありますが、影響が大きい場合は寝ている時に「マウスピース(スプリント)」を入れてもらうことがあります。
寝ている時の力は制御できませんので、その力をうまく分散させ、身体に調和できるようなマウスピースのデザインが必要となります。
基本は、歯ぎしりした時にすべての歯があたる「フルバランスドオクルージョン」にするみたいです。
入れ歯は夜間外す患者様が多いと思いますが、「歯ぎしり」がある患者様は寝ている時専用の「入れ歯」を付ける必要がある場合もあります。
歯科の2大疾患である「虫歯」「歯周病」
それに加えて「力」をコントロールしなければ、長期に安定した治療結果が得られないことを再認識しました。