投稿日:2016年8月18日
院長の加藤です。
8/17水曜はおやすみでしたが、インプラント手術の見学のため、日帰りで北海道小樽市開業の上浦歯科クリニックに行ってきました。
上浦先生は、国内だけでなく海外で公演するほどインプラントに精通されています。
内容は上顎前歯の複数歯(犬歯〜犬歯)の抜歯即時インプラント埋入、デジタル印象による即時修復でした。
歯を抜くのと同時にインプラントを埋入し、さらにすぐに歯を入れるための型取りなどを行う、という最も難しい内容の一つと言われる症例でした。
現在日本では、歯を抜くのと同時にインプラントを入れる「抜歯即時埋入」が流行しています。
しかし、データ的には「数年後、一定の確率で失敗し、その振れ幅が大きい」ことも分かっています。それは歯を抜いた後、インプラントを入れようが、代替骨を入れようが、骨の吸収を予測が難しいことに起因しています。
こういった理由から、当院では「インプラントはできるだけ、失敗する確率が低い方法」を選択しており、抜歯をしてから2~3ヶ月経過した後にインプラントを埋入しています。
ですが、どうしても歯を抜いた後すぐにインプラントしないといけない場合も存在すると思います。
今回の見学では、たまたまそういった場合に適合した手術でした。
繊細な手技を正確にこなす上浦先生は流石でした。隣でアシストをしながら見ていて、細かい手技などとても勉強になりました。
上浦先生をはじめ、上浦歯科クリニックのスタッフの皆様ありがとうございました。
メールで上浦先生から「小さい努力は必ず実を結びますよ」と激励の言葉をいただきました。
患者様に喜んでいただけるよう、この言葉を糧にこれからもやっていこうと決意しました。