投稿日:2020年1月27日
院長加藤です。
2020年1月26日(日)に、母校の国立東京医科歯科大学にて、「インプラント周囲炎の攻略法」の実習コースを受講してきました。
歯医者の病気といえば「虫歯」か「歯周病」です。
インプラントが普及してきて新たな病気が生まれています。それが「インプラント周囲炎」です。
インプラントは骨の中にチタン製のクギみたいなものをいれて歯を作るのですが、インプラントを支える骨が溶けてしまう病気が「インプラント周囲炎」です。そのまま放置すると、インプラントの歯がグラグラして抜けてしまいます。
インプラントを入れて5年経過すると、多くの方が発症してくる感じです。
他院でやったインプラントの調子が悪く、来院される患者様もいらっしゃいます。
原因は様々です。患者様自身の問題:喫煙・歯を磨かない・全身的な病気(うつ病、リウマチ性疾患、自己免疫疾患、骨粗鬆症、心疾患、肝炎など)・かみ合わせ・定期検診にいかない・・・枚挙に暇がありません。
もちろん、歯科医師側の原因もあります。
最大の原因は「インプラントの埋入位置の不良」です。とくに、骨の奥深く埋入してしまうと良くないです。
最近、抜歯してすぐインプラントを入れる「抜歯即時埋入」が非常に流行っています。当院ではよっぽどの好条件でなければやらないのですが、抜歯即時埋入は「骨の奥深く」にいれることが前提となっています。
抜歯即時埋入の予後はそれほどながくはないので、これから5年、10年経過すると、インプラント周囲炎が増えることが予想されます。
また当院では、術前に診査・診断をし、その計画通りに埋入できる「ガイドサージェリー」を用いるので、大きくずれることはありませんし、手術中も位置は必ず確認します。
多くの先生が、裸眼で大体このへんかなーって感じで埋入しています。ガイドサージェリーを使うと、0.5mm単位で埋入がコントロールでき、手術中にずれても修正しやすいので、そういった手間を惜しまない歯科医院を選択されてはどうでしょうか?
また残念にもインプラント周囲炎になってしまった場合は、5mmインプラントが骨につつまれていなければ、基本的に抜去となります。
症状もないからそのままにしておくと、再度インプラント治療ができなくなります。
せっかくやったのに・・、となりますが、シビアに考えなければいけません。
インプラント周囲炎になった時点で、負け試合です。そうならないためにも、しっかり磨き、禁煙し、健康な状態を維持することが大切です。
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